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Sirius

SynchNature Sound Art “Sirius”

シンクネイチャー© サウンドアート「シリウス」

眠れない夜に、ホッとしたい午後に、見る、聴く、深呼吸。

南仏オート=プロヴァンス天文台がとらえた「星の光」のデータから生まれた「星の音楽、星のアート」

【Sound Art “Sirius” Official Trailer】約2分のダイジェスト版で、心地よいサウンドをご体験ください!


自然のリズムと共鳴する「しあわせな美しさ」

はじめまして。シンクネイチャー© アーツ&デザインです。

私たちは、キュレーター/プロデューサーを中心に、コミュケーションデザイナー、気鋭のアーティスト、時代を代弁する起業家など、縁あって繋がった有志が集まる緩やかなネットワークです。

「アート&デザインを通じて自然のリズムと共鳴することにより、もっと“楽”でくつろぎに満ちた過ごし方を提案できないか?」

そんなことを考えるなか、あるとき、標高1600mの山中で満点の星空を眺めていた代表者の脳裏に、本物の「星の光」を心地よい音楽と映像に仕立てれば、ただ流すだけでその場にいる人の心をホッと開放するような環境アート作品を創作できるのではないか、との着想が生まれました。

それが、本物の星の光のデータから生まれた極めてレアなアート、シンクネイチャー© サウンドアート「シリウス」プロジェクトのはじまりです。


見る、聴く、深呼吸。

忙しすぎるとき、心配事や悩みで心が重いとき、しばしば私たちの意識は小さな世界に閉じこもってしまいます。想像力は衰え、視野は狭くなり、今抱えている問題や、自分の周囲の小さな人間関係しか目に入らなくなるものです。そんなとき、ふと見上げた夜空の月や星の存在に、肩の力がフッと抜け、心が緩んだ経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

シンクネイチャー© サウンドアート「シリウス」は、本物の星の光の情報を含む心地よい環境サウンドに、心温まる絵本のようなアニメーション映像を添えた「星のアート、星の音楽」です。

太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星であるシリウス。

その光のリズムを封じ込めた音と彩のアート「シリウス」が再生される空間の中に滞在することで、子どもたちや、少し疲れた大人たちを、日常を超えた星の世界のイマジネーションへと誘い、ホッと穏やかな気持ちになれるよう意図して制作されています。

南仏の天文台がとらえた
恒星シリウスの「虹」から生まれました。

恒星シリウスの画像提供:来夢来人

シンクネイチャー©・サウンドアート「シリウス」の制作にあたっては、フランス国立科学研究センターの協力を得て、フランス南東部にあるオート=プロヴァンス天文台 (Observatoire de Haute-Provence: OHP)の大型スペクトログラフELODIEがとらえた恒星シリウスの光のデータをご提供いただきました。正確には、「星のスペクトル=星からの電磁波の波長ごとの強度分布」データです。すなわち、誌的な表現が許されるならば、この作品は「シリウスの虹」からできているといえるかもしれません。

美しいプロヴァンスの森からやってきた星の記録は、最先端の可聴化システムによって音に置き換えられ、さらには心地よい音楽として再構築されたのち、美しい映像を与えられ、環境サウンドアート作品として新たないのちを獲得しました。

ピアノとマリンバの音はデータをそのまま反映しています。また、映像の主人公であるシリウスの化身「光の鳥」は、音のデータの波形を航路としながら、はるかシリウスから地球までの「宙」を旅します。

全天88の星座にちなみ、
全国88の施設やコミュニティへの贈呈を実施中。

Sirius

国境を越え、科学者やアーティスト、デザイナーなど、さまざまなジャンルのスペシャリストが次々と手を差し伸べてくださるという大きな幸運の流れのなかで、この稀有なアート作品「シリウス」は、誕生しました。

たくさんの善意が宿った小さくも幸運なこのアート作品を、自分たちの周囲の世界にだけとどめることなく、さらに多くの、必要としてくださる方々に届けたい。それが私たちのチャレンジです。

現在、「シリウス」プロジェクトでは、全天88の星座にちなんだ、88の福祉や文化施設、医療関連機関や子どもたちのコミュニティなどに、無償での贈呈アクションを推進中。すでに福祉の現場などでご活用いただき、嬉しいお声を多数いただいています。


ご自宅などで個人として楽しみたい方へ

Sirius

プライベートでシリウスを楽しみたい皆さまには、2019年に実施したMAKUAKEでのクラウドファンディングに準じ、規定の金額をご出資いただくことで「シリウス」プロジェクトにご賛同・ご参加いただき、その対価としてCD/DVDをお譲りさせていただきます。(2,000円~9,900円まで、金額によって内容が異なります)

皆さまが「シリウス」をお求めくださることで生まれる利益は、全額、このシリウス・プロジェクトの推進費用に充当させていただきます。


「シリウス」を作ったひとたち

星の光の可聴化ならびに音楽制作

井出 研究所

 独自の芸術的アルゴリズムで星の光を可聴化したのは、表参道ヒルズやJR新宿駅の元祖発車音で知られるサウンド・スペース・コンポーザー井出祐昭氏率いる「井出 音 研究所」。「音」のきもちを表し、「音」に未来を吹き込み、次の音楽分野を切り拓くと称され、音の未来を創りあげる最先端集団です。http://elphonic.com/

井出 祐昭
Hiroaki IDE Sound Space Composer 有限会社エル・プロデュース代表取締役 / 井出 音 研究所 所長

ヤマハ株式会社チーフプロデューサーを経て、2001年に有限会社エル・プロデュースを設立。最先端技術を駆使し、音楽制作、音響デザイン、音場創成を総合的にプロデュースすることにより、様々なエネルギー空間を創り出す「サウンド・スペース・コンポーズ」の新分野を確立。  主な業績として、JR新宿・渋谷駅発車ベル、愛知万博、浜名湖花博、表参道ヒルズ、グランフロント大阪、東京銀座資生堂ビル、TOYOTA CONCEPT CAR、SHARP AQUOS、立川シネマシティ、アメリカ最大のがんセンターMD Anderson Cancer Centerでの音楽療法臨床研究など。最近では、ロレアル社と共同で髪の健康状態を音で伝える技術を開発。化粧品業界のオリンピックである第29回IFSCC世界大会等、2つの世界一の賞を受賞。 http://elproduce.com/

田中 文久 
Fumihisa TANAKA 井出 音 研究所 Researtist ソニフィケーションアーティスト / サウンドプログラマー / 作曲家

東京藝術大学音楽環境創造科、同大学院修士課程修了。音楽技術やテクノロジーを駆使し、楽曲制作だけでなく空間へのアプローチや研究用途等、音楽の新しい在り方を提示している。主な作品に、NHK Eテレ「生きるためのテレビ」「#8月31日の夜に」テーマ曲、『スカイプラネタリウム ⅠⅡ』など。 http://www.fumihisatanaka.net

浦上 咲恵
Sakie URAGAMI 井出 音 研究所 Researtist Soniphy LLC. 代表 / Sound Producer

慶應義塾大学環境情報学部、同大学院 政策・メディア研究科修了。Soniphy LLC.を設立、サウンドプロデュースの世界に足を踏み入れ、主にクリニック等のデリケートな音空間を手掛ける。視覚障害者向け総合支援エリア「神戸アイセンター ビジョンパーク」の音空間創造を担当し、2018年度グッドデザイン賞を受賞。二級知的財産管理技能士、メンタルヘルスマネジメントⅡ種Ⅲ種。 http://soniphy.com/

キーヴィジュアルおよびアニメーション原画制作

木版画家
沙羅(Sara)

1982年、愛知県生まれ。2008年、東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。以後、展覧会での作品発表にくわえ、数多くの書籍や雑誌などの装丁や挿画を手がける。2012年、貝山伊文紀とともに、アトリエ灯(あとりえひ)を設立。自然の造形の美しさや、そこから得られる印象を、紙の上に写し取りたいという思いで創作を続けている。調布音楽祭メインヴィジュアルをはじめ、音楽とのコラボレーションも多い。
著書に、『木版画でかわいい雑貨』。挿画を手がけた書籍に、全国カタログ展受賞作品『うさぎがきいたおと』(かみじまあきこ著)、『青い鳥の本』シリーズ4作(石井ゆかり著)、特装版が「第56回造本装幀コンクール」で受賞した『詩画集 目に見えぬ詩集』(谷川俊太郎著)などがある。
https://www.atelier-hi.com/

制作スタッフ

総合プロデューサー/オリジナル・ストーリー:
生駒尚美(キュレーター/プロデューサー/シンクネイチャー© アーツ&デザイン理事長)

シンクネイチャー© アーツ&デザイン ワーキング・コミッティ:
沙羅(木版画家)
白木夏子(HASUNA Founder&CEO)
住永留理子(コミュニケーションデザイナー/Luna Blu代表)
松尾高弘(アーティスト/LUCENT代表)

アニメーション制作:デジタル職人

グラフィックデザイン&ウェブデザイン:渡辺太朗(77Graphics

謝辞 Acknowledgements

この作品の制作にあたり、フランス国立科学研究センターをはじめ、以下の方々に有形無形のご協力をいただきました。心より厚く御礼申し上げます。(敬称略)

For the production of this work, various forms of cooperation, tangible and intangible, were offered from the following stakeholders, to which we would like to express our sincere gratitude from the bottom of our heart.

Observatoire de Haute-Provence
OSU Institut Pythéas
Centre National de la Recherche Scientifique
Aix Marseille Université

松下計〈グラフィックデザイナー/アートディレクター/東京藝術大学美術学部デザイン科教授〉
Kei MATSUSHITA  Professor Department of Design, Visual Design & Communication Tokyo National University of Fine Art and Music

小麥真也〈博士(理学)/工学院大学 宇宙物理学研究室 准教授〉
Shinya KOMUGI, Ph.D. Associate Professor Laboratory of Observational Astronomy Division of Liberal Arts Kogakuin University

高梨直紘〈博士(理学)/東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム特任准教授〉
Naohiro TAKANASHI, Ph.D. Project Associate Professor Todai Executive Management Program The University of Tokyo Thank you.